タイヤチェーンを付けるのにジャッキアップする必要が無ければ、かなり楽になります。実は私はジャッキアップした事ありません。それなのにタイヤチェーンをつけています。
もう、20年も前になるでしょうか?北陸に行った際、下のプラヘルパーという代物に出会いました。2000円もしない物なのに、あまりにも画期的なので、私は直ぐにその場で買いました。雪国では昔からあるものなのでしょうね。
プラヘルパーの使い方
私はこのプラヘルパーを買って以来、タイヤチェーンを付けるのがそんなに億劫ではなくなりました。
使い方は簡単です。プラヘルパーの溝に下の様にチェーンの一部をかけて地面に置きます。
その上に車をのせれば、ジャッキアップした状態になるわけです。
装着が簡単な強化プラスティック製の滑り止めでは、タイヤが空転してしまうケースもあります。金属のタイヤチェーンの方が確実です。プラヘルパーがあれば、金属のタイヤチェーンが楽につけられるので、持っていると気が楽です。
ところが残念な事に、今では売っていないのですよね。フリマやオークションサイトで探すしかない様です。
でも、同じような機能を持つカースロープというのがありますね。
チェーンの選び方
私はスキーが趣味で毎週のようにスキー場に行っていた時期があります。その折、チェーンを色々試したのでした。いくつチェーンを買ったことか!
・・・というのも、チェーンは破損し易いからなのでした。初めは下の様なジャッキアップ不要のチェーンを使っていました。取り付けは楽なのですが、チェーンが切れやすいですね。
チェーンを付けている時は時速40Km以下を心がけて運転します。メーターを見ながら気をつけて運転していました。だからどのチェーンが切れやすいかスピードで実感しました。
私の経験からすると、強化プラスティック・ゴム製は最も困る事になるのでした。切れた時に応急処置のしようがないからなのです。
毎週末にチェーンを使っていたので、チェーンは何度も切れて私はその都度、付属の金具セットでチェーンを繋いで走れる様にしたものです。
チェーンは切れるものだという前提でいた方がいいですね。ゴムやプラスティック製は、タイヤが空転してしまい易い上に、破断すると全く使えなくなってしまいます。
大雪の中、とても困った経験があります。だから金属のタイヤチェーンの方が安心です。
但し、安くて軽量なので予期せぬ降雪の為に車に積んで置くには良いと思います。
雪で困る状況は急に起きますからね。
ある時、チェーンをつけようとしていた時です。前を大きなトラックが通り過ぎました。そのトラックのチェーンに目がとまりました。ごっついチェーンなのですね。運転のプロは太いチェーンを使っているのに気づいたのです。
私は早速それにならったのでした。やはり、太いチェーンはグリップが効きますね。プラヘルパーがあれば、太くて重いチェーンでも容易く装着できます。
プラヘルパーで助かった想定外の雪
私は今でも冬はスタッドレスタイヤを履いていても、タイヤチェーンとこのプラヘルパーを車に積んでおきます。そうしておくと安心です。
例えば、ある年の1月にプラヘルパーで助かりました。
十里木別荘地に行った時のことです。
市内では雨だったのですが、標高が高い十里木別荘地では雪になっていました。
想定外の雪です。その時は2台の車で行きました。
私は白いハイゼットカーゴでスタッドレスタイヤを履いています。もう一台の青いマツダはノーマルタイヤでした。
下は十里木別荘地に到着した時の様子です。既に道路は雪が積もってしまっています。私のハイゼットはスタッドレスだし、これくらいの雪なら帰れるだろうと思っていました。
2~3時間、そこに居たでしょうか?帰る時は下の様に雪が沢山積もっていました。すっかり木々も真っ白になっています。
これだけ積雪があると、上り坂をスタッドレスを履いていても登りきれませんでした。いわんや、青のマツダをやです。マツダは乗り捨てて私のハイゼットで帰る事にしたのでした。
この時、プラヘルパーとタイヤチェーンを車の中に入れておいたので、慌てずに済んだわけです。本当に心強かったです。
※ プラヘルパー使用上の注意事項
プラヘルパーを使う時に一点だけ注意事項があります。
チェーンの装着が短時間に出来るので、運転席に戻ると、
「 良かったぁ。 」と思います。それでそのまま走って行ってしまわない様にして下さい。
私は何度かプラヘルパーを置き忘れてしまっています。チェーンを付けて車をプラヘルパーから降ろした後、一旦車を降りて、プラヘルパーを回収しましょう。
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