吹き抜けリビングのある家の暖房器具は扇風機

吹き抜けって解放感があるので、リビングを吹き抜けにしている家、多くないでしょうか？

実は我が家もそうなんです。

でも、困るのが冷暖房です。
それもその筈、空間が大きくなりますからね。

特に暖房が問題です。

そこで吹き抜けリビングの暖房の仕方についてまとめてみます。

最も発熱量が高い暖房器具とは

業務用の石油ストーブでは、木造４８畳／コンクリート６６畳なんていう出力のある大きなものまでありますね。

リビングが吹き抜けの場合、寒さが厳しい地域では、大型の石油ストーブが欲しいところです。

でも、さらに発熱量が大きい暖房器具があります。
それは薪ストーブです。

我が家は吹き抜けに薪ストーブを設置しています。

薪ストーブは音も静かです。
排気も煙突から出すので、石油ストーブと違い、部屋の空気の入れ替えもしなくてもいいです。
だから暖気が外に逃げないです。

それに薪ストーブの前は遠赤外線が出てかなり暖かいです。薪ストーブの近くは温まり度合いが違うのです

吹き抜けリビングの暖房の問題点

実はこの薪ストーブの前と匹敵する程、暖かくなる場所があります。

それは２階です。薪ストーブの上は大きな吹き抜けになっているので、暖気が２階に上がり暖かくなります。

これは石油ストーブ、床暖房、エアコンなど、どの様な暖房器具を使っても同じです。
暖気は軽いので上に行ってしまいます。

問題は、暖房器具から離れている１階部分です。

上の間取りでは右下に薪ストーブが設置されています。
薪ストーブの上は吹き抜けなので暖気は垂直方向に移動してしまいます。

それ故、キッチンの辺りには暖気が来ません。

１階には、２階と対照的に寒いままの場所ができてしまいます。
 

シーリングファンやエコファンの効果はどう？

薪ストーブを設置している家では、よくあるのが、シーリングファンとエコファンです。
これらの効果で１階が暖かくなればいいのですが　・・・

その効果の私の評価を記します。

シーリングファンが暖気を押し下げてくれる！？

シーリングファンは天井に取り付けるファンです。
夏と冬では回転方向を変えてシーリングファンは使います。
その効果はどうなのか？

感じる程、違いがあるとは言えないです。
このシーリングファンはどちらかと言うと、夏の方が効果がある気がしています。

エコファンでストーブの暖気を遠くに行き届かせる！？

エコファンやストーブファンというものがあります。
薪ストーブや石油ストーブの上にのせるだけで回るファンです。

熱を電気エネルギーに変換して回ります。だから、省エネですね。天板が６５度以上になると回転し出します。

私はこのストーブファンはシーリングファンよりは効果があると思っています。
しかし、１階の寒いところが暖かくなる程ではありません。

あまり大きな期待をしない方が良いです。

扇風機が寒い場所を暖かくする理由

ストーブファンがそれ程、効果を感じられないのだったら、一層、薪ストーブの前に扇風機を置いてみようと考え付きました。

薪ストーブの暖気を遠くに飛ばすのです。

ところが、あまり効果はなかったのでした。

試行錯誤の末、結局、逆が最も効果があるのが分かりました。

つまり、寒い方から冷たい空気を暖かいストーブの方に送る方法です。

寒い場所の空気が減り、暖かい方から暖気が回って来るのでした。

こうする事によって、２階が暑くなりすぎない効果もあります。

扇風機は薪ストーブでなくとも、同様の効果があるでしょう。冬でも扇風機は暖房器具として大活躍します。
サーキュレーターの機能がある下の様な扇風機を選ぶといいですね。